ドローンを購入したのですがなかなか飛ばす所がないとお悩みの人も多いでしょう。
特に東京や大阪などの大都市圏に住んでいる人からは、ほとんど飛ばす場所がないと嘆きが聞こえてきます。
それでも自宅の庭なら、自分のテリトリーなんで文句を言われる筋合いはないと規制とは無縁のような感じを持っている人がいます。
自分の所有地なら規制がなく自由にドローンを飛ばすことができるのでしょうか?
自宅の庭のような自分の所有地上でドローンを飛ばすルールについて紹介をします。
ドローンを飛行させる場所に注意
現在の高性能のドローンは、従来のラジコンヘリと比べるとホバリングが簡単にできるようになっています。
趣味でラジコンヘリを昔からやっている人でしたら、最初のうちはホバリングをするだけでも大変だったはず。
そんな人が、最新のドローンの飛行させると、その操縦の簡単さにとても驚くそうです。
ドローンの操作性がラジコンヘリと比べると格段に向上しましたから、ドローンを初めて操縦する初心者でも簡単に飛行を楽しめてしまう機種もあります。
これがドローンの魅力でもあるのですが。
ただドローンは空中を飛び、万が一トラブルが起きて人や物に向かって墜落をすると大きな被害を起こす可能性があります。
ドローンの性能には限界があり、またその特徴を理解していなければ、思わぬ事故や危険に遭遇することだってあるわけです。
このように一歩間違えればドローンは大きな被害をもたらすかもしれないわけですから、ドローンを飛行させるときは安全性を確保することが大切です。
特に人口集中地区のような人が多く集まる場所は、安全の配慮は欠かせません。
人工集中地区って?何それっていう方に人口集中地区(DID)を説明をしておきます。
人工集中地区とは、ある一定の数値を上回る人口過密地域のことで、都市部などでたくさんの人が居住しているような地域を指します。
国勢調査のデータをもとに決められていて、国勢調査ごとに設定されています。
この人工集中地区での飛行は危険性が高いことから、原則として航空法の規定によりドローンを使用することができません。
では自宅の庭はどうかというと、そこが人工集中地区であれば航空法でドローンの飛行が原則として禁止になっています。
つまり、人工集中地区に該当している場合、そこが自宅の庭であっても飛行には許可が必要になるのです。
トイドローンと規制
ひとくちにドローンといっても、その大きさや重さ、飛行性能などが大きく異なりさまざまな商品が発売されています。
業務用利用される大きくて重い本格的なドローンがあったり、小さいなおもちゃのような軽いドローンもあります。
ドローンの大きさや重さはその危険性も大きくなり、大きくと重い機体は落下するとそれだけ人や物に危害を与える危険性が増します。
ドローンの中には、個人で気軽に楽しめるトイドローンと呼ばれるものが売られています。
トイとはおもちゃ、つまりトイドローンはおもちゃのようなドローンという意味ですが、現在のトイドローンはかなりのハイスペックになっています。
トイドローンに当てはまるものは、ドローン本体と搭載されているバッテリーの合計重量が200g未満ものなのです。
MAVIC MINIもトイドローンのカテゴリーに入るわけですが、その性能はとてもおもちゃではありません。
本格的な空撮も可能な、仕事にだって利用できるくらいのポテンシャルはあります。
MAVIC MINIだけでなく現在発売されているトイドローンでも、数々のハイテク機能を搭載している商品も多いです。
MAVIC MINIもそうですが、初心者でも簡単に操作できるトイドローンもあり満足度は高いはずです。
このトイドローンであれば、人工集中地区などで飛行させる際に必要な許可申請いりません。
航空法の対象となっているドローンには200g未満のトイドローンは入っていないからです。
つまりトイドローンであれば、自宅の庭先などでも安全性が確保できれば飛行させることができるわけです。
ドローンはプロペラが回る音もけっこう大きいですから、安全性とともに音に対する配慮もできればするべきです。
トイドローンの選び方
トイドローンが市場でたくさん出回っていますが、どれを選ぶか悩みますよね?
ただ、自宅の庭で飛ばすのなら安全性を考え、プロペラガードがついているモデルを最低でも選ぶべきでしょう。
プロペラは小さなトイドローンでも人に接触すれば凶器になりますからね!
プロペラガードがあることで、危険性を軽減してくれます。
トイドローンの飛行時間は、バッテリーの問題で長くても10分程度なので、予備バッテリーがついている物を選ぶとより長く練習ができます。
トイドローンの中にはカメラ機能が搭載されているモデルもあり、ジンバルがないので動画は厳しいですが写真はそこそこキレイに撮れるものもあります。
GPS機能を搭載しているモデルなら、より安定して飛ばすことができますし、できれば簡単に操作できるトイドローンを最初は選びましょう。
オススメ商品としてはこちら。
TelloはDJIの技術協力を得た商品で高性能ながら、720pのカメラも搭載した重さ80gのトイドローンです。
プロペラガードも標準で設置されており、誰でも簡単に操作ができるドローンです。
購入するのなら予備バッテリーや交換用のプロペラもついた上記のBOOST コンボがオススメです。
また、スマホでも操縦はできますが、こちらの専用のプロポを購入したほうがドローンの練習のためには役立ちます。
Telloが一番のおすすめですが、次にオススメなのがこちら。
ホーリーストーンのHS161は、標準でプロペラガードがついていますし非常に安定して飛行させることができるのが魅力です。
初心者が初めて購入するドローンとして適しており、段々と慣れてきてより高性能なものに変えていけば良いでしょう。
トイドローンの場合、機体が小さくて軽いため風の影響を強く受けます。
そのため、強風の場合は安定して飛ばすことが難しなりますので、風が強い時には飛ばさないことが大事です。
気軽に楽しめる200g未満のトイドローンであっても、屋外で飛ばす場合は特に周辺の安全を確かめて飛ばさなければなりません。
また、マナーを守ることが大切で、それは自分の庭であっても同じことでお隣さんなどにはお声をかけて飛ばす方が良いでしょう。