ドローン操作

ドローンの機体の動きは、多少操作に慣れてきてもドローンがどちらを向いているかによって誤って操作する時もあります。

最初のうちは「えっ~とどっちだったかな?」なんて考えることもあります。

ドローンを自由自在に操るためには、何も考えずに操縦をする必要がありますし、「頭がこっちを向いているからこっちだな」なんて感じではダメ。

ドローンの操縦・操作に関しては、最初のうちは説明書やネットやYouTubeを参考にして慣れていくのが良い方法。

ただ、ネットや動画ではドローンの操作・操縦に関する基本的な用語を使っているので、まずはいくつかの用語を覚える必要があります。

ドローンの前後・左右の動きについて

最近のドローンは高性能でホバリングも比較的楽にできますし、同じ高さにとどまりながら前後や左右に動かす基本的な動きを覚えることは大事です。

前後・左右の動きに関する用語
  • エレベーター
  • ピッチ
  • エルロン
  • ロール
  • バンク角

まずドローンを前後に操作することを「エレベーター」と言います。

エレベーターとういうと上下に動きますから上下の動きと間違いがちですが、前後の操作と覚えましょう。

さらに、この前後に移動する時の機体の傾きが「ピッチ」です。

次にドローンを左右に操作することを「エルロン」といいます。

また、左右に移動する時の機体の傾きは、「ロール」といい、さらにその傾きの角度は「バンク角」と言います。

エレベーター以上にイメージが湧きにくいでしょうが、もうこれは暗記して覚えるしかありませんね。

ただバンク角については、バイクの曲がる時の車体の傾きも同じようにバンク角といいますから、バイクに乗る人は覚えやすいのではないでしょうか。

エレベーター=ピッチ、エルロン=ロールは、ブログやYouTubeのドローンの操作説明でもよく使われる基本的な用語です。

ドローンの回転の動きについて

ドローンを回転することで飛ぶ方向を変化させたり、空撮で周辺を広くとらえることができます。

回転の動きに関する用語
  • ラダー
  • ヨー(ヨーイング)
  • ヘディング

ドローンを真上から見て、左右に回転させる操作を「ラダー」と言います。

左回転を左ラダー、右回転を右ラダーという言い方もあります。

また左右に回転する動きは、「ヨー(ヨーイング)」とも言われます。

この時にドローンの機首が向いている方向を「ヘディング」です。

ドローンを意図した操作をするためには機首の方向を把握することが大事で、機首方向を誤るとまったく逆の方向へ飛んでしまうこともあります。

機体の上下の動きについて

ドローンを上下させることで高度を変え、より高い所へ飛ばしたり下降させ着陸させたりします。

上下の動きに関する用語
  • スロットル

ドローンを上下に動かす操作のことを「スロットル」と言います。

“フルスロットル”で上昇しろなんてアニメのセリフで聞いたことないですかね?

ちなみにフルスロットルというとなんだか上昇のイメージだけがあるかもしれませんが、上も下もともにスロットルになります。

エレベーターは上下に動きますから、エレベーターとスロットルを混乱しがち。

この両方の用語を間違えないようにしっかりと覚えておきましょう。

まとめ

「呼び方なんて重要ではない、ようは体で覚えたら良い」という考え方もあるでしょうが、操縦の名称を覚えておくことで上達のスピードも変わるはず。

その他にもドローン検定を受けようと思うのなら用語を覚えることは必須です。

ドローン検定はドローンの知識や操縦のレベルのを証明してもらいたいという時は有効ですが、検定では名称を覚えないといけません。

また昔からラジコン飛行機の経験がある人なら、紹介した名称を使います。

そんな人からドローンの操作を教えてもらったり、一緒に仕事をする場合は知っておかないとコミュニケーションが上手くとれません。

いずれにせよ、なぜ機体がそのような動きをするかに関しては、各名称が関わっていますから、しっかりと覚えておかないといけません。